「コロナ渦の車内の弊害?」
朝のひんやりとした空気が心地よく
日中の暑さも少し和らいできたように感じます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
Atelier R/L Hosokawa です。
お陰様で今年の夏はHPや当ブログ、
施工例等を見てお問い合わせ頂いた
お客様が増え、天井を中心に
インテリアリペアのお仕事をたくさん頂き、
多くの車に触れることができました。
心より感謝いたします。
そんな中、今年急に増えた事例がありまして…
それは『インテリアの染み問題』です!
何の染みかというと…
そう!おそらくコロナ対策で、
車内にアルコール消毒液を噴霧されたのでは…⁉︎
と推測できるドア内張合皮やダッシュボード、
コンソールの樹脂素材部分に
ポツポツと小さな水玉模様のシミが発生する
という事例のお問い合わせを多くいただきました。
ダッシュボードやコンソールボックスなど、
一般車両の車内には「高機能樹脂」や「汎用性樹脂」
と呼ばれる樹脂素材(主にポリプロピレン-PPや
ABS樹脂等)が使われています。
この樹脂素材は、高濃度アルコールで
溶けやすい性質があります。
そのため、今回のコロナ渦で人を乗せた後などに
除菌しようと、高濃度アルコールスプレーを噴霧し、
水滴が樹脂製品に付着…
白い水玉模様のシミを作ってしまった。。
という訳になります。
簡単に言うと、軽く表面の性質が変化している状態に
なりますので、洗剤などで擦っても落ちません。
専用のクリーナーで丁寧にシミを分解し
取り除くことでシミを除去します。
個人的に、車内の除菌は
「次亜塩素酸水」がお勧めですね^^
高濃度アルコールは、樹脂製品以外にも、
革製品、ポリ塩化ビニール(主に合皮)製品も
変色させる恐れがあります。
ご自宅でも、テーブルや床もニスやワックスが
塗られている場合は、注意が必要です。
『あ、、同じ事をやってしまって、
まさに今困ってました!!』
なんて方いらっしゃいませんか?
すべてのシミが除去できるかどうかもありますが
まずはお気軽にお問い合わせください。
急に涼しくなったり、台風等気候が不安定な