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ボルボ・V90の本革シート張り替え(乾燥、しわ、ひび割れ、裂け)|群馬県桐生市オーナー様の自動車内装修理

きっかけマーク

ボルボ・初代V90 シート張り替えでのご入庫です。

90年代後半、日本国内外問わず自動車メーカー各社が、

こぞって丸みを帯びたデザインを発売していく中

ボルボらしい直線基調のスクエアデザインが

900シリーズより継承され注目を浴びた車両でしたね。

 

当時ラウンド基調のデザインに違和感を感じ、

この車両が出た時は安心感を覚えた記憶があります(笑)

インテリアもウッドパネルに本革シート、

当時まだ珍しかったサイドエアバッグ装備など、

とても充実しているのに 比較的リーズナブルな価格帯と、

上質なのに驕らない姿勢もまた人気の一つでした。

….っとまた余談が長くなりました。

 

本革はシートに限らず、ハンドバッグや財布など身近な物でも

同じ事が言えますが、長年使い続けると馴染んできたり

擦れや色の変化なども良い風合いが出てきますが

それには定期的にクリーニング・クリームを塗るなどの

お手入れが必要です。

 

人間の肌と同じく、お手入れをしないと湿度や温度変化により、

乾燥,硬化、ひび割れ,裂け,べたつきなどの原因と

なってしまいます。症状の範囲により部分補修も可能ですが、

今回は範囲が大きいため張り替えで作業を進めて参ります。

施工前 施工前

ご覧の通りですね。乾燥によるひび割れ、裂傷の症状です。

ボルボと言えば北欧を代表する自動車メーカー。

それでもやはり日本の夏の高温多湿と冬の乾燥の差が

影響しているのでしょうか?

 

個人で自動車のシートを定期的にお手入れ

(クリーニング・クリーム等での保湿)するのは、

はなかなか難しい部分です。

各メーカーで定期点検メニューに本革シート・

ステアリングメンテナンスも含まれていればよいのですが、

悩みどころですね。

更に、革シートを剥がしたところ、シートヒーターが

破損していました。

 

 

スポンジ部分の丸い焦げ穴(施工前画像3,4参照)が

ショートし燃えた形跡がありました。

火災等大事にならず良かったです。

シートヒーターは本革の寿命を短くする原因でもあり、

暫く使用していないとの事で、オーナー様にヒーターは

修理しない事をご了承いただき、ウレタンスポンジ部分を

きれいに洗浄、特殊接着剤を使用し新しい革シートを

貼り上げていきます。

 

(画像をクリック拡大してご覧ください)

施工後 施工後

ご覧ください。しっとりとキレイに仕上がりました。

今回は本革に着色せず、そのままの風合いを

お楽しみいただく形での仕上げとなりました。

 

施工段階で着色により背面との色合わせも可能ですが、

革の年数経過が30年以上も異なるため、

後々経年により色が変わってきてしまう恐れがあるためです。

 

(ぜひ画像をクリック拡大してご覧ください!)

 

今回の様に張り替えはもちろん、部分補修やお手入れ等

メンテナンスも承っております!

(車のパーツに限らず、バッグや小物なども可能です)

 

本革はぜひお手入れをしながら長くお使いいただきたいです。

 

まずはご相談から!ぜひお問い合わせください。

ありがとうございました