カテゴリ一覧
- 対象物
- 革製チェア
- 施工内容
- 革製チェアリペア(座面の黒ずみ・色褪せ補修/レザークリーニング/レザー塗装仕上げ)
群馬県みどり市のお客様より、革製チェアのリペアをご依頼いただきました。
今回は車両内装ではなく、家具として使用されているレザーチェア単体でのお預かり施工です。
ご相談内容は、座面と背もたれに見られる汚れ、黒ずみ、色ムラ、色褪せの改善です。
革製品は長く使うほど味わいが出る一方で、座面の摩擦や皮脂汚れによって表面の印象が暗くなりやすい素材でもあります。今回は、チェア本来のオレンジ系・キャメル系の雰囲気を活かしながら、自然な見た目に整える施工を行いました。
施工前
施工前のチェアは、座面を中心に黒ずみと色ムラが目立つ状態でした。
特に座面の中央から前方にかけて、日常使用によるくすみや摩擦跡が確認でき、左右の縁部分にも濃い汚れが出ていました。
背もたれにも軽度の色ムラがあり、全体として革の明るさが失われている印象です。木製フレーム自体は大きく雰囲気を損なっていないため、革部分の印象を整えることで、チェア全体の見た目を改善できる状態でした。
このような黒ずみは、表面を軽く拭くだけでは落ちにくい場合があります。
革表面に汚れが入り込み、さらに色褪せも重なっているため、クリーニングだけではなく、下地を整えたうえで色味を補正する必要がありました。
施工中
施工では、まず革表面の汚れや色ムラの状態を確認しながらクリーニングを行いました。座面は特に使用頻度が高く、汚れが蓄積しやすい箇所のため、塗装前の下地づくりが仕上がりに大きく影響します。
その後、既存の革色に合わせて色味を調整し、座面と背もたれのつながりが不自然にならないようにレザー塗装を行っています。今回はオレンジ系・キャメル系のあたたかい色味を活かす施工のため、濃く塗りつぶすのではなく、革表面の質感を残しながら自然な発色になるよう仕上げています。
座面の前方や左右の縁部分は黒ずみが出やすい箇所ですが、全体の色味とのバランスを見ながら補修することで、部分的に浮かない仕上がりを目指しました。