ブログ
2018.07.29

天井・インテリアの劣化問題について

暦上では大暑を過ぎ、暑さがいよいよ本格的になってきました。

皆様、いかがお過ごしですか?

Atelier R/L Hosokawa です。

お陰様で様々なご依頼をいただき、内装修理はもちろん

外装プチ補修・幌張替などなどたくさんの車たちに

携わらさせていただいています。

 

 

 

 

 

 

さて今回は中でも、内装:インテリアについてお話

させていただきます。

 

近年日本国内での欧州車乗りの方を悩ませているのが

天井などの内装インテリアの 「たるみ・剥がれ落ち・

部分はげ・べたべた」問題です。

エンドユーザーからはもとより、はてはディーラーの

営業マンさんからもたくさんのお問い合わせを頂いて

おります。

 

 

欧州車は国産車に比べると天井や内張がたるんだり、

剥がれ落ちなどの事例が多くみられます。

【アルファロメオブレラ】  などイタリア車や

【フォルクスワーゲン ゴルフV】  などのドイツ車の

施工事例でも詳細画像をupさせて頂いております。

よろしければこちらも併せてご覧ください。

 

 

欧州車に使用している素材や塗料、粘着剤などは

欧州の基準は満たして作られています。

しかし日本における通年の多湿気候での経年変化には

耐えられないというのが現状です。

特にここ数年の温暖化の影響で夏場の

高温多湿が拍車をかけているからにほかなりません。

 

 

 

 

更にイタリア車に多く見られる内装の内張 樹脂部分には

ラバーコーティング(ゴム系の塗料)が施されている事が

多くみられます。本来ラバーコーティングされていると、

国産大衆車の内装に多い「プラスチック感」がなくなり、

柔らかくしっとりとした質感になります。

高級感が出て素敵ですが、日本の高温多湿には

耐えきれず、ベタベタや、剥げの原因となって

しまいます。保管場所や使用頻度、土地の気候等にも

よりますが、早くて5年~7年目くらいの車両でご相談

いただく事が多いように感じます。

 

 

天井の施工には硬化した接着剤とスポンジがボソボソに

なっていますのでキレイに剥離→洗浄が必要です。

そして新しいスポンジ生地を張り、ファブリック等内装の

色に合わせて張り替えを施工します。

ダッシュボード回り、ドア内張りなどインテリアの施工は

ベタベタや剥離の範囲や進行度合いにもよりますが、

各部位を薬剤できれいに洗浄し傷や剥げは部分補修をし、

再塗装してで仕上げる施工になります。

更に場所によってはレザー調やモケット等ご指定の物へ

張り替え等の施工も可能です。

 

 

たくさんの車たちの中から貴方と出会ったお車です。

傷んできたから乗り換える・・・ではなく、張り替えや

補修をしながら、ぜひ長く愛車とのカーライフを

お楽しみ頂きたい!

そのお手伝いをさせて頂けませんか?・・・

と日頃から妄想しております。(ぷぷっ笑)

 

 

小さな事でも構いません。

是非一度 ご相談ください!お待ちしております